デスクワークや座りっぱなしの時間が長い生活。
気づかないうちに、足や下腹部の「重さ」や「だるさ」を感じていませんか?
実はその違和感の根っこにあるのが「鼠蹊部(そけいぶ)」――太ももの付け根にある大切な場所です。
東洋医学では、この部分こそが「下半身の巡り」を左右し、身体全体のバランスを決める要のポイントと考えられています。
鼠蹊部はリンパと経絡の交差点
鼠蹊部には、太い血管やリンパ節、そして多くの経絡(エネルギーの通り道)が集まっています。
ここがスムーズに流れていると、下半身から老廃物がしっかり排出され、足どりも軽やかに✨
しかし、座りっぱなしや運動不足、冷え、ストレスなどが続くと、鼠蹊部のリンパが滞りやすくなります。
その結果、むくみや脂肪の蓄積、内臓の冷え、下腹部の張り感などが現れやすくなってしまうのです。
東洋医学で見る「リンパ=水の流れ」
東洋医学では、体内を流れる3つのエネルギー――「気(エネルギー)」「血(栄養)」「津液(しんえき=水分やリンパ)」が調和することで健康が保たれるとされています。
鼠蹊部はこの「津液=水の流れ」の要。
ここが詰まると、水の巡りが滞るだけでなく、気や血の流れにも影響を与え、全身のバランスが崩れやすくなります。
まさに、身体の“水門”のような存在なんです。
鼠蹊部リンパが乳房に与える影響
「えっ、太ももの付け根が胸に関係あるの?」
そう思う方もいるかもしれません。
実は、鼠蹊部で流れが滞ると、腹部や背中、そして胸部(乳房)への「気・血・水」の巡りも悪くなります。
東洋医学では「肝(かん)」という臓腑が乳房の健康と深く関係しており、肝の流れが滞ると乳房の張り・しこり・硬さなどにつながるとされています。
つまり――
鼠蹊部の滞りは、乳房のしなやかさや美しさにも影響を及ぼすということ。
身体はすべてつながっているのです。
日常でできるセルフケア
日々の生活の中で、ちょっと意識を向けるだけでも流れは変わります。
鼠蹊部リンパを整える習慣リスト
- 太ももの付け根や下腹部を、やさしくさすってあたためる
- デスクワークの合間に、軽く立ち上がって足を伸ばす
- 入浴時は湯船にしっかりつかり、下半身を温める
- ゆったりとした服装で、締めつけを減らす
- 就寝前に、深呼吸とともに鼠蹊部を軽くマッサージ
これらを続けることで、体全体の巡りが整い、むくみや冷えの改善はもちろん、
バストやデコルテの柔らかさ・透明感アップにもつながります♡
おわりに
鼠蹊部リンパの流れは、単なる「下半身のケア」ではなく、
全身の調和を支える大切な土台。
とくに女性にとって、乳房や骨盤まわりの健康を守る鍵でもあります。
まずは、「巡りを感じる時間」を日常に少し取り入れてみてください。
身体は必ず、その優しい意識に応えてくれます。
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Arti(アルティ)
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