「バストの張りやしこりが気になる」「柔らかさを保ちたい」――
そんな声は多くの女性から聞かれます。
東洋医学では、乳房の“硬さ”は「気・血・水(き・けつ・すい)」の巡りの乱れによるサインと考えます。
今回は、乳房の健康を東洋医学の視点から見つめ直し、日々のケアに活かすヒントをお届けします。
東洋医学がとらえる乳房の健康
乳房の周りには、肝・腎・胃など複数の経絡が通っています。
これらのバランスが整っているとき、乳房は自然にふっくらと柔らかく、ハリのある状態を保てます。
しかし、
- ストレス
- 冷え
- 飲食の不摂生
- 運動不足
などによって巡りが滞ると、乳房にしこり・違和感・張りが出やすくなります。
また、乳房はホルモンバランスや生理周期の影響も受けやすく、日々の体調の変化が現れやすい場所です。
乳房の硬さと乳がんリスクの関係
東洋医学では、乳房のしこりや硬さ(=瘀血(おけつ)や痰湿(たんしつ))は、
「流れの滞り」から生じると考えます。
この滞りが長く続くと、組織の変化や免疫力の低下につながり、結果として乳がんのリスクが高まることも。
特に注目すべきは、
- 肝経(感情やストレスの影響を受けやすい経絡)
- 胃経(食生活や消化に関わる経絡)
のバランス。
この二つが乱れると、「肝気鬱結(かんきうっけつ)」「瘀血」「水滞」といった滞りが生じやすくなります。
つまり、巡りの良さ=乳房のしなやかさを保つことが、東洋医学的な“未病予防”につながるのです。
バストと身体全体を整えるセルフケア
乳房の健康を保つためには、バストそのものだけでなく、全身の巡りを整えることが大切です。
🌸おすすめのセルフケア
- やさしいバストマッサージでリンパと経絡の流れを促す
- 肩・胸・鎖骨まわりをなでるようにさすって、気血を全体に行き渡らせる
- 腸・胃・肝を温める食養生(温かいスープや発酵食品など)を心がける
- 深呼吸・軽い運動・リラックス時間で自律神経を整える
- 月経周期に合わせた休息と、定期的なセルフチェックを忘れずに
こうした小さな習慣が、乳房だけでなく心身全体のバランスを整えてくれます。
専門家と西洋医学の併用について
日々のケアの中で、しこりや違和感など気になる変化を感じたら、
自己判断せずに、漢方や鍼灸の専門家、西洋医学の医師にも相談を。
東洋と西洋、どちらの知恵も取り入れることで、より安心で的確なサポートが受けられます。
おわりに
乳房の硬さやしこりは、あなたの体からの小さなメッセージです。
「巡り」を整えることは、単にバストのためだけでなく、心と身体をしなやかに整える女性のケアそのもの。
毎日のセルフケアに、東洋医学の知恵を少し取り入れてみませんか?
そして、乳がんへの不安があるときは、検診や専門家の診察を積極的に受けることが、真の予防につながります。
あなたの乳房が、今日もやさしく、しなやかに巡りますように。
スピリチュアルボディセラピスト
Arti(アルティ)
【リンク】
・ホームページ:https://chiekoarti.com/
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