「背骨を整えましょう」
「姿勢は背骨から」

そんなふうによく聞くけれど…
そもそも 背骨ってどこのこと? と思ったことはありませんか?


背骨=脊柱(せきちゅう)

実は「背骨」は一つの大きな骨ではなく、小さな骨が24個集まったものです。
医学的には「脊柱(せきちゅう)」と呼ばれています。

首から腰まで、積み木のように重なっていて、私たちの体を支えているんです。

背骨の内訳

  • 頚椎(けいつい):首の骨 7個
  • 胸椎(きょうつい):背中の骨 12個
  • 腰椎(ようつい):腰の骨 5個

さらに下には 仙骨尾骨 がつながって、土台をつくっています。

つまり、背骨は「首から腰にかけての長い柱」のこと✨


背骨の役割

背骨は、ただの “支え” ではありません。

  • 頭や体を支える
  • 動きをつくる しなやかなパーツ
  • 神経を守る 大事なトンネル

背骨がなかったら、立つことも、歩くこともできません。


背骨をもっと具体的に

背骨の各部分には、それぞれの役割と神経の流れがあります。

頚椎(けいつい)7個/首の部分

  • 頭を支え、上下左右に自由に動かす。
  • 神経は首・肩・腕・手の感覚や動き、呼吸(横隔神経など)に関わる。

胸椎(きょうつい)12個/背中の部分

  • 肋骨とつながり、心臓や肺を守る胸郭をつくる。
  • 神経は心臓・肺・胃・肝臓・腸など、胸やお腹の臓器へ。

腰椎(ようつい)5個/腰の部分

  • 上半身を支える要で、大きくて頑丈。
  • 神経は腰・足・膀胱・腸につながり、歩く・座るなど下半身の動きに直結。

仙骨(せんこつ)/骨盤の真ん中

  • 背骨を立てる土台。骨盤の中心。
  • 神経は膀胱・子宮・直腸・性機能に関わる。

尾骨(びこつ)/背骨の一番下

  • 小さいけれど座るときの支点。バランスをとる役割。
  • 神経は骨盤底筋や会陰部に関わる。

背骨と心・内臓・ホルモンの関係

背骨の中を通る 脊髄(せきずい) からは、全身へ神経が枝分かれしています。
そのため背骨が歪むと…

  • 呼吸が浅くなる
  • 消化や代謝が落ちる
  • ホルモンバランスが乱れる

など、内臓やホルモンの不調にもつながります。

さらに、自律神経にも影響するので、心の安定や感情のバランス にも直結するんです。


まとめ

背骨は「一つの大きな骨」ではなく、24個の骨が積み重なった柱
首から腰までをつなぎ、体を支え、動きを生み、神経を守る大切な存在です。

背骨を知ることは、自分の身体を知ること。
今日からぜひ、「自分の背骨」 を少し意識してみてくださいね♡

スピリチュアルボディセラピスト
Arti(アルティ)


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