脳と心を守るパズルみたいな骨

私たちの頭の中には、まるで精巧なパズルのように組み合わさった骨があります。それが「頭蓋骨」です。


頭蓋骨は22〜23個の骨でできている

頭蓋骨は、22個の骨(舌骨を入れると23個)でできています。
骨と骨のつなぎ目は「縫合(ほうごう)」と呼ばれる関節でつながっていて、ほとんど動かないけれど、頭をしっかり支えています。

大きく2つに分けられます。

  1. 神経頭蓋(脳頭蓋:8個)
    • 脳をしっかり包んで守るお家のような存在。
    • 前頭骨、後頭骨、側頭骨(左右)、頭頂骨(左右)、蝶形骨、篩骨
  2. 顔面頭蓋(14個)
    • 顔や鼻、口の形を作る骨。呼吸や食事、表情にも関わります。
    • 上顎骨(左右)、下顎骨、頬骨(左右)、口蓋骨(左右)、鼻骨(左右)、涙骨(左右)、鋤骨、下鼻甲介(左右)

つまり、頭蓋骨は脳や感覚器官を守りながら、呼吸や食事、表情まで支える万能パズルなんです。


頭蓋骨のズレや歪みってどうなるの?

頭蓋骨は大人になるとほとんど動かないと言われますが、クラニオセイクラル(頭蓋仙骨療法)などでは、微妙に動いて脳脊髄液の流れを助けているとも考えられています。

ストレスや生活習慣、怪我などで骨や周りの筋肉・関節のバランスが乱れると、こんなサインが出ることがあります。

  • 頭が重い、目が疲れる
  • 首や肩がこる
  • 噛み合わせの違和感や歯ぎしり
  • 呼吸が浅くなったり鼻がつまる
  • 集中力が落ちたり、よく眠れない

メンタルにも影響するかも?

頭蓋骨が歪むと、脳を包む脳脊髄液の流れが滞ることがあると考えられています。
脳脊髄液は脳の老廃物を流してくれるだけでなく、神経やホルモンの働きもサポート。
流れが滞ると、イライラや不安、眠りの質の低下など、心の状態にも影響しやすいと言われています。

※これはまだ一般的な医学では十分には証明されていませんが、手技療法や代替医療の分野では注目されている考え方です。


まとめ

  • 頭蓋骨は22〜23個の骨でできている
  • 神経頭蓋と顔面頭蓋で役割が違う
  • ズレや歪みは体だけでなく、心の調子にも関わるかもしれない
  • 頭蓋骨のバランスや循環を整えることは、心身の健康につながる

頭蓋骨は、脳と心を守る“シールド”でありながら、表情やコミュニケーションまで支える、まさに「奥深いパズル」。
日常の中でちょっと意識してあげるだけでも、頭や心が喜ぶかもしれません。

楽器や乗り物などのメンテナンスをするように、私たちのカラダもメンテナンスをしておくことが大切です。
ぜひ、頭蓋骨・背骨・骨盤・仙骨など、基本的な骨を整えにいらしてくださいね♡

スピリチュアルボディセラピスト
Arti(アルティ)


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