毎日の生活で欠かせない
「ごはんを食べる」「ドアを開ける」「スマホを見る」。

これらはすべて、肘関節がスムーズに動いてくれているからできることです。
一見シンプルに見える肘関節。ですが、その仕組みをよく見ると、意外と奥が深いのです。


肘関節の基本の動き

肘関節は、実は「ひとつの関節」ではなく、上腕骨・橈骨・尺骨の3本の骨が組み合わさってできる複合関節です。

その中で特に「蝶つがい」のように働くのが腕尺関節。ここが曲げ伸ばしの中心になります。

大きく分けると2つの動きがあります。

  • 屈曲(曲げる) … ごはんを口に運ぶとき
  • 伸展(伸ばす) … 手を遠くに伸ばすとき

とてもシンプルな動きですが、この「曲げ伸ばし」がなければ、日常生活の多くの動きは成り立ちません。


実は「ひねり」も含まれている

肘の周りでは、**前腕をひねる動き(回内・回外)も行われています。
これは
橈骨と尺骨の組み合わせ(橈尺関節)**によるものです。

  • 回内 … 手のひらを下に向ける
  • 回外 … 手のひらを上に向ける

ペンを持って文字を書く、ドアノブを回す、お茶碗を持つ…。
こうした日常の自然な動作は、この前腕の「ひねり」が支えているのです。


肘を動かす主な筋肉たち

肘をスムーズに動かすには、周囲の筋肉が欠かせません。

  • 曲げるとき … 上腕二頭筋(力こぶの筋肉)・上腕筋・腕橈骨筋
  • 伸ばすとき … 上腕三頭筋(二の腕の筋肉)

筋肉は1つだけで働くのではなく、複数が協調して動きを作ります。
そのバランスが取れているからこそ、肘は安定し、力強くもしなやかに使えるのです。


ちょっとしたセルフケア

もし「肘まわりが硬いな」「二の腕がだるいな」と感じたら、
少し伸ばしたり、前腕を回すような動きをしてみましょう。

関節と筋肉がやさしくゆるみ、肘の動きが軽くなりますよ✨


まとめ

肘関節は「曲げ伸ばし」だけに見えて、実は骨と関節が巧妙に組み合わさった複合構造
そこに前腕の「ひねり」が加わることで、細やかで多彩な動きが可能になります。

日常のちょっとしたしぐさを支える肘。
その仕組みに少し意識を向けるだけで、自分の体のすごさに気付けるはずです。

骨格の歪みやズレは、筋肉をはじめ、身体の可動域に深く関わっています。
気になる方は、整体・えんやむすひまでお気軽にお問い合わせください。

スピリチュアルボディセラピスト
Arti(アルティ)


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