私たちが歩いたり走ったり、しゃがんだり立ち上がったりできるのは、脚の骨がしっかり身体を支え、関節を通じて動きを生み出しているからです。
今回は「大腿骨(だいたいこつ)」「脛骨(けいこつ)」「腓骨(ひこつ)」という、脚の主要な骨3本について、やさしくご紹介します。


大腿骨 ― 体で一番大きな骨

太ももの中にある「大腿骨」は、人の体で最も長く、最も太い骨です。
股関節と膝関節をつなぎ、体重を支えながらスムーズな脚の動きを可能にしています。

  • ジャンプやダッシュ、階段の上り下りなど、力強い動きができるのも、大腿骨の頑丈さとしなやかさのおかげです。
  • 大腿骨の内部には骨髄があり、赤血球・白血球・血小板など血液をつくる重要な役割も果たしています。

下腿の骨 ― 脛骨と腓骨のコンビ

膝から下、いわゆる「すね」の部分には2本の骨があります。

  • 脛骨(けいこつ)
    太くてしっかりした骨。体重をしっかり受け止める、下腿のメイン支柱です。
    膝のお皿(膝蓋骨:しつがいこつ)とも連携して、足を前に出す動きをサポートします。
  • 腓骨(ひこつ)
    脛骨の外側にある細い骨。体重を直接支えることはほとんどありませんが、足首や膝の安定性を高め、筋肉の付着部として重要な役割を持っています。

まるで「力持ちの脛骨」と「サポート役の腓骨」がタッグを組むように、2本が協力することで安定した動きが生まれます。


こんなに大切!大腿骨と下腿の骨

この3本の骨が連動することで、私たちの脚はしなやかに動き、しっかり地面を蹴ることができます。

  • 長く歩いても疲れにくい
  • 走ったり跳んだりできる
  • バランスを取りやすく、転びにくい

日常の基本的な動作は、すべて大腿骨・脛骨・腓骨のチームワークによるものです。スポーツはもちろん、普段の「立つ・歩く」を当たり前にしてくれているのも、この骨たちの大切な働きのおかげです。


まとめ

  • 太もも=大腿骨 → 体で一番大きくて強い骨。体重を支え、股関節と膝をつないでダイナミックな動きを可能にする。
  • すね=脛骨と腓骨 → 「主役の脛骨」と「支える腓骨」のコンビで、体重を受け止めながら安定した動きを生み出す。

脚の骨はただの“柱”ではなく、動きと安定、そして生命を支える力を持った、とてもありがたい存在です。

スピリチュアルボディセラピスト
Arti(アルティ)


【リンク】
・ホームページ:https://chiekoarti.com/
・Instagram:https://www.instagram.com
・公式LINE:https://lin.ee