日本の国歌「君が代」には、古くから深い意味が込められているといわれます。
その一節「いはおとなりて」をめぐっては、伝統的な解釈だけでなく、“言霊”の観点からの新しい読み解きが注目されています。
近年では『君が代から神が代へ』といった著作でも、「あおうえい」という母音配列が持つ霊的・身体的エネルギーの重要性が語られてきました。
あいうえお から 「あおうえい」へ
一般的な五十音は「あいうえお」と並びますが、言霊学やスピリチュアルな視点では、「い」と「お」を入れ替えた「あおうえい」が宇宙創世の音とされています。
この配列は神道の祝詞、身体ワーク、瞑想などにも取り入れられ、次のように身体とエネルギーの対応が考えられています。
- 「あ」… 始まり、解放、天のエネルギー
- 「お」… 大地、包み込み、調和と統合
- 「う」… 中心、丹田、安定
- 「え」… 上昇、胸の開放、意識の拡張
- 「い」… 高次、頭頂、意図・精神的な極み
こうして唱えることで、天地・中心を結ぶエネルギーの循環が生まれるのです。
「いはおとなりて」の隠された意味
「君が代」の「いはおとなりて(巌となりて)」を、
「いが お となる」=「い と お が入れ替わる」
と読み解く説があります。
つまりこの瞬間に、配列が「あいうえお」から「あおうえい」へとシフトし、エネルギーが切り替わる――。その象徴的な意味が込められていると考えられているのです。
この切り替えにより、体内のエネルギーがスムーズに巡り、心身の統合・覚醒・調和へと導かれる、と伝えられています。
実践としての「あおうえい」
スピリチュアル系の実践や神道のワークでは、「あおうえい」をゆっくり丁寧に唱えることで、
- 神と響き合う感覚を得る
- 丹田から背骨、頭頂まで軸が整う
- 内なるエネルギーが昇華しやすくなる
といわれています。
シンプルながらも深い効果を持つ声出しの実践法です。
歴史と背景
この「あおうえい」の思想は、江戸時代の国学(中村孝道や出口王仁三郎)や新宗教の言霊学、さらには現代の合気道や身体開発法まで、多様な分野で受け継がれてきました。
実は、現在の日本語で当たり前に使われる「あいうえお」の配列も、近代以降に整理されたものであり、それ以前は母音を中心とした多様な配列が存在したといわれます。つまり、「あおうえい」という響きは、日本人が古くから大切にしてきた宇宙観や身体観に根ざしているのです。
注意点と取り入れ方
- これは学問的定説ではなく、スピリチュアルや身体ワークに基づく解釈です。
- 興味を持った方は、日々の瞑想や呼吸法に「あおうえい」を唱える習慣を取り入れてみると良いでしょう。
まとめ
「君が代」に秘められた響き――。
“い”と“お”の入れ替わりを通じて、私たちの言葉と身体、そして宇宙とのつながりが見えてきます。
次に「君が代」を耳にするとき、または自分の声で「あおうえい」と響かせるとき、その音がどのように身体に流れ、自然や宇宙と共鳴するのか…ぜひ感じ取ってみてください。
スピリチュアルボディセラピスト
Arti(アルティ)
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